どうも。あずはなの飼い主@shibainu_hanazu です。
黒柴のあずきと、胡麻柴の花、2頭の柴犬と暮らしています。
このブログでは、柴犬と生活した体験談や、使ってみたペット用品のレビュー、日々の散歩日記を書いています。
さて、今日は悩んでいる方も多いと思いますが、柴犬のしつけについて書いてみたいと思います。
「こうすれば完璧!柴犬のしつけに効果的に3つの方法!」とか書ければ良いんですけど、残念ながら違います。
この記事の内容は、柴犬のしつけが完全に失敗したけれど、それでも楽しく暮らしているとある一家の体験談です。
柴犬を迎え入れたは良いけれど、しつけが上手くいかなくて悩んでいる人、そんな人が偶然この記事にたどり着いたら、参考になるような話を書いてみたいと思います。
- しつけはできた方が良いに決まってる
- だけど失敗しても楽しく暮らせます
- あまり無理をしたり悩んだりしない方が良いかと!
それでは詳しく書いてみたいと思います。
【柴犬のしつけ】努力はしたけれど失敗
我が家の躾の歴史は、黒柴のあずきと共にあります。
マテも伏せもできずに終わった我が家のしつけ
ペットショップで迎え入れた黒柴のあずき、ペットショップの購入特典として、パピー教室なるものがあったので参加したのが躾のはじまりです。
そこで、いろんな子犬たちに交じって、抱っこの仕方からはじまり、躾の練習をしたりしたんですよね。
アイコンタクトとか、股をくぐらせるとか。
すでにできていた子犬もいましたが、当然我が家はできません。
「家で練習しなきゃねえ」なんて話していました。
で、帰宅してからちょいちょいチャレンジしてみたんですが、できない。
オヤツを使ったアイコンタクトは多少できたくらいで、あとのマテとか伏せとか、全然できない。
諦めやすい夫婦は、半ば躾を断念することになりました。
上下関係気にせずソファーに乗せるし一緒に寝る
当時は柴犬の躾に関してネットで色々と調べたんですけど、大体は上下関係をしっかりさせるといった話が中心でした。
そのためにも、一緒に寝てはいけないし、ソファーにも上らせてはいけないなんて事が書いていて、最初は真面目に取り組んでいたんですよね。
子犬を迎えて数日は、ケージから出しちゃいけないとか。そんな話もありましたね。
だから、くんくん泣いている黒柴のあずきを、一人リビングに残して寝室で寝ていた記憶があります。
この、上下関係の話、自分はドライに守っていたのですが、ぶち壊す(笑)のは、根っからの犬好きおかーぽん(奥さん)です。
いつの間にか、ベットに連れ込むようになって、帰宅したら一緒にソファーでテレビを見ていたり。
当時は「何やっちゃってんだよ~」と思ったりもしました。
ただ、今思うとそれで良かったんですよね。
どちらかと言うと本能タイプのおかーぽん(妻)はわかっていたんでしょう。謎の躾情報のうさん臭さが。
そんなわけで我が家、世間一般でいうところの躾に失敗しました。
マテも伏せもできないし、ソファーにガンガン上ってくるし、夜は一緒に寝る。
いわゆる犬のしつけの常識から言えば大失敗です。
しつけを諦めたら、柴犬との生活が楽しくなってきた
さて、しつけに失敗した我が家はどうなったのでしょうか。
上下関係は崩れ、柴犬にバカにされる悲惨な生活が待っていたのでしょうか。
外出もままならないような、狂暴な犬が育ってしまってしまったのでしょうか。
全然そんなことないんですよね。むしろ幸せに暮らせるようになりました。
しつけがうまくできなくて、悩んでいたころよりも楽しいんですよね。自由にしていた方が。
ふとした時、あずきがベットに潜り込んできて、そのぬくもりを感じた時に、「ああ、これで良いのかな」って思いました。
もちろん、しつけができていなくて、困っていることはあります。
壁やソファーがボロボロになったり、あずきは今でも嫌いな散歩に行く際は、唸ります。ぶっちゃけ噛んでくることもあるんで、これはどうにかしたいなとは思ってますが・・。
最近は爪の先ほどのおやつを与えてる好きにハーネスをつけてます(情けねえ)。
ただ、幸いにも外では静かで(外面が良い?)、無駄吠えもせず、他の犬に対しても攻撃的になることがありません。
完全に躾をしなかった花に関しては、元からの穏やかな性格もあって、まったく手がかかりません。
上下関係はどうでしょうか。
特に自分やおかーぽん(奥さん)を下に見ているといったようなことはありません。
人間も犬もお互いがストレスなく過ごすことを目標にしています
しつけはしていませんが、心がけていることはあります。
それは、「人間も犬もストレスなく過ごせるようにする」ということ。
犬は家の中で自由にくつろげるようにする、1日2回しっかり散歩をして、ご飯を食べさせる。
でも、太ってしまうと逆に病気になってストレスを感じるはずだから、体重はしっかり管理する(最近ちょっと太らせちゃってるんで反省してます)。
体調が悪そうな時には、速やかに病院へ連れ行くといった感じです。
もちろん、人間がストレスを感じないよう、お願いしなければならないこともあるでしょう。
ただ、家の壁がボロボロになった以外、あまりストレスを感じることがないのが現状です。
後悔していること。無理なしつけは柴犬との関係を悪化させる?
しつけに関しては、一つだけ後悔していることがあります。
しつけに失敗したことじゃなく、「できもしないしつけを」、「信ぴょう性もない情報を基に」頑張ったことです。
甘噛みをする黒柴あずきに、上下関係を教えるためにきつく叱ったりしたこと。
これは本当に後悔しかありません。
黒柴のあずきからすると、ただ遊ぶつもりだけだったのかもしれないのに、「将来人を噛むことになったら困る!」なんて思って、しかったり、時には押さえつけたりしてしまいました。
あずきが今でも散歩の時に嫌がって唸るのは、この無理で無駄なしつけの影響もあるのかなと今は思っています。
せっかくだから柴犬飼いを楽しみましょう
もちろん、人間と暮らすのですから、犬にも社会性のようなものを持ってもらう必要はあるでしょう。
でも、犬は犬です。
犬らしく過ごしてもらう事が一番ではないでしょうか。
「犬とのよりそイズム」という本にこんなことが書いてありました。
これが犬だったら、どんなに気持ちよさそうに寝ていても、どかされてしまいます。しかも、こういう場面で犬をどかさないと、「犬は飼い主より自分が上だと思うようになる」なんてバカげたことをいわれるようになるんだと伝えると、友人に「だって猫だもん、猫ってこんなもんよ~!」と大笑いされました。犬たちは「だって犬だもん、犬ってこんなもんよ~!」とはなかなかいってもらえません。
犬のトレーナーをやっている著者が猫飼いの人と会話した時に言われた言葉です
たしかに、猫のしつけってあんまり聞かない気はします。
もちろん、散歩を中心に外出する機会が多い犬と猫では違いがあるのでしょうけど、できれば猫と同様に犬も犬らしくしていてもらいたいですね。
子犬を迎えたら、しつけをがんばるのは良いと思います。うまくいくと、お互いがより暮らしやすい生活が待っているでしょう。
でも、失敗しても、結構楽しくやっていけます。
あんまり悩まない方が良いのかなって、しつけ失敗者ながら思う次第です。
以下、ちょと思うところがあって追記となります。
最近(2023年8月末)ブログに、柴犬との生活に疲れてしまったといった内容のコメントをいただきました。しつけがうまくいかなくて、噛んでくるし部屋も大変だし、家族も協力してくれない。
11歳の柴ちゃんと一緒みたいです。11年間頑張ったんだなあと思うと胸がキュッとなりました。自分が数ヶ月で諦めたしつけと向き合った11年間。頭が下がります。
ただ、このコメントを見て思ったんですよね。もう良いんじゃないかなって。精一杯やったし、11歳ってことはもうそんなに長い年月を一緒に過ごせるわけじゃないんだし、あとはお互い楽しむ生活になっても良いんじゃないかなって。
もちろん色んな事情があるだろうから、軽々しくは言えないんですけど、「犬のしつけはしっかりしないと!」っていう情報が溢れてて、昔の自分やコメントをいただいた飼い主さんのように苦しむ人もいるのかなと。
犬のしつけ(特に多分柴犬は)はそう簡単にはできないと思うんです。いっそ失敗するっていう前提で飼った方が良いのかなとさえ思います。それに、しつけを失敗してもボチボチ我が家のようにやっていけることもあるんで、どうかあまり悩まないで欲しいなと。せっかくだから犬との生活を楽しみましょう。
結果それが良い方向にいくこともあるのかなって思います。
それでは、柴犬2匹と楽しく生活をする、あずはなの飼い主@shibainu_hanazu でした。
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